年齢表記について

幕末当時は、年齢は生年を0歳ではなく1歳としていました。生まれた時が既に1歳なのです。つまり、現代の数え方と1歳ずれることになります。従って新選組関係の諸資料もそうなっているのが殆どです。
しかし、私は敢えて、現代の年齢の計算の仕方でこの人名録を作成してみました。その方が、彼らをより一層身近に感じられると思ったからです。
例えば近藤先生。わかりやすく西暦で言いますと、彼は1834年に生まれ、1868年に亡くなりました。当時の数え方では、35歳となりますので、殆どの資料では、近藤先生の享年は35となっていると思います。
しかし、これを現代風に改めると34歳になります。しかも、先生の誕生日は10/9なのに亡くなったのは4/25。つまりまだ誕生日を迎えていないんですね。ここまで計算すると、実は近藤先生は、現代で言う33歳で亡くなっていることになるんです。
これは感覚的にも大きな差だと思いました。
諸資料と1〜2歳の誤差があるのはそのためなので、了承してください。