『新選組を愛する大人の会』
【秋嵐(しゅうらん)】の遊び心

【秋嵐】は、堅苦しいことばかりを考えようという会ではありません。
「趣旨・登録」のところにもありますように、ただ「くそ真面目に新選組を語ろう」というのではなく、例えば、「実際の総司は、色黒でヒラメ顔」ということを理解しつつも、映像やゲームの「美形」の総司を、きっちり線を引いて楽しく語れる。そんな使い分けの出来る大人が集まる会です。

例えば、私の、パソ通の「歴史仲間」は、こんな話をしています。
「位記を出そうか」
「じゃあ、まず補任を作ってみよう」
「文官には式部卿が必要だから、誰か兼帯してもらわねば」
「正四位で中納言はありかねぇ?」
「普通は三位だよなあ」
「あぁ、それから署名は、三位以上は姓名の間に朝臣が入るからね」

こんなような話が、チャットでずらずらと出てくるのです。
(ちなみに私はこの方面は、まだまだ勉強不足ですが)
これを見ただけでは、「げ、おたく……」って思われる方もいらっしゃるでしょう(笑)
我々は、いつもこんな話をしているわけではありません。いえ、むしろ、こういう話は殆どしたことがありません。
いつもは、24時間カラオケとか(パソコン持参で、歌った曲を全曲記録した)、競馬やパチンコ、かと思うと宝石博物館見学、新宿二丁目探検ツアー、高校生に混じって全国模試を受けてみようオフなど、何でも片っ端からやってる集団なのです(笑)

私たちの仲間は、みな、官位を持っています。
ちなみに私は、「検非違使別当中納言従三位兼行左衛門督左兵衛督 土方朝臣にゃぐ(ゆうと)」という官職を貰っています。(今回、位記(官位の辞令書)を作るに当たり、式部卿と美濃守も兼帯する予定)(笑)
除目(官位を与えること)も当然遊びの一貫でやっている訳ですが、普段、歴史の話なんか全くしないし、そういう知識を出すこともないのに、いざ、こういう時になると、冒頭に書いたように、正確な知識を持って、ぴしっと段取りができる、そういう人たちばかりなのです。

競馬場で叫び、酔うと、土方歳三の身長80cm説を唱え(爆)、函館で市電を借り切り、マイクで「函館市民の皆様〜」と市民に向かって演説している我々仲間の頭のどこにそんな専門的な知識があるのか?と思うくらい、普段は、遊ぶだけ遊んでいるだけの集団です。
けど、いざ「橘三千代と薬子と持統天皇の握ったおにぎり、貴方ならどれを食べる?」と言われたら、その答えと理由を、その場できちっと言えたりするのです。
これは、馬鹿げた遊びなようでいて、実は、3名の女性の性格や特徴を、ある程度掴んでいないと、答えと理由は言えないものなのです。
(こういう遊びを、ここでもやってみたいですね)

普段は、遊びが100%。歴史好きだなんて、他人には信じて貰えないくらい、ありとあらゆる遊びをやっている。でも、いざとなったら、そこいらの「おたく」には及ばないほどの歴史知識をいつでも出せる。
今更、歴史の見方だとか、史実だの小説だのを語り合うレベルじゃない。
そんなこと、とっくに弁えているのは、確認するまでもない私たちの常識。
それを越えた上で、普段は遊びまくり、必要なときだけ知識を取り出して、すぐ仕舞って、また遊ぶ。
そんなパソ通の歴史仲間との空間が、すっごく心地良いんですよ。

私は、自分のサイトにも、そんな雰囲気を作りたいと思っていました。
「新選組に対して、専門的な知識を持つべき!」とまでは言いたくないし、言う気はないですが(私だってまだまだですから)、いちいち言葉で確認し合うまでもなく、暗黙のうちに史実と小説を見極め、彼らを思いやる姿勢を潜在意識の中に持っている人たちと、真面目な新選組の話よりも、遊べる、新選組や他の話をしたいと思っていました。

実際、この「秋嵐」の殆どのメンバーをはじめ、確かにそういう仲間と巡り会えているのに、困ったことにその「暗黙のうちの前提条件」すら理解できていない人も、多くここに流れてきてしまって、そっちの相手をさせられてばかり、という今の現状をとても残念に思っています。

新選組のために、今後もそういう人たちの相手もしなくてはいけませんが、そういうのに掛かり切りになるのではなく、私たちは私たちで、私たちなりの本来の楽しみ方も、充分に堪能していきたいものですね。

(文責・土方ゆうと)