慶応元年(1865)一月

小島鹿之助宛て

尚々御一統様江宜御伝声奉願入候。
新春之御吉慶不可有際限御座候。益御勇剛ニ被成御超歳目出度御儀ニ奉存候。右年頭御首詞申上度呈愚札。尚期永瑞之時候。謹言
丑正月二日       沖田総司房良
小島鹿之助様


尚々御一統様へよろしく御伝声願い入れ奉り候。
新春の御吉慶、際限あるべからずに御座候。ますます御勇剛に御超歳なされ、めでたき御儀に存じ奉り候。右年頭の御首詞申し上げたく愚札を呈す。なお、永瑞の時を期し候。謹言
丑正月二日       沖田総司房良
小島鹿之助様


沖田の、現存する七通の手紙の内、三通が年賀状である。